スノーボードでジャンプ:F/S720(ヒール抜き) | スノボーのスー

F/S720(ヒール抜け)

スノーボードでジャンプ台の飛び方(スピン編)。
今回のテーマはヒール抜けのF/S720(フロントサイド720)です。
反時計回り(グーフィーの場合は時計回り)に720度回ります。

※【ライダーズコンシャス】では、担当ライダーの感覚、意識、気を付けていることなどを解説します。詳くはこちら

<F/S720(ヒール抜け)>

(ライダー:寺島陽一

準備

【ベーストリック】
このトリックを覚えるには、以下のトリックをマスターしておく必要があります。
F/S360(ヒール抜け)
F/S540(ヒール抜け)

【出来ると役立つトリック】
以下のトリックをマスターしておくと、このトリックを覚えるのに役立ちます。
<着地の動きが同じ>
ジャンプ台でのスイッチB/S540

<空中に出てから着地までの動きがほとんど同じ>
ジャンプ台でのF/S720(トゥ抜け)

やり方

1)イメージする。
綺麗にF/S720するイメージをします。
アプローチから着地までの全体をイメージしてください。
スピンすることだけでなく、ジャンプの滞空時間と、その滞空時間でちょうど良く回り切る回転スピードもイメージしましょう。

特に、リップを抜ける瞬間からジャンプの頂点(360度ぐらい)までをしっかりイメージして下さい。


2)リラックスした姿勢でアプローチする。
F/S540よりも少し速めのスピードを付けるようにしてください。
F/S540よりも低く飛距離が短いジャンプになり易いので、スピードで滞空時間と飛距離を稼ぎましょう。



3)軽くトゥエッジに乗りながら、リップの右側に向かう。
左に曲がりながら飛ぶことになるので、一度軽く右に振ってS字を描くようにリップに向かうと良いです。
それでも、ほとんどの人はちょっと左方向に飛ぶので、リップの右寄りから飛びましょう。




4)軽くタメを作りながら、ヒールエッジに乗り変え、準備万端の姿勢でジャンプ台に進入する。
上半身を時計回りに回して(右腕と右肩を後ろに引き、左腕と左肩を右に回して)、回転力を付けるための先行動作のタメを作りながら、ヒールエッジに乗せ替えて行きます。

ジャンプ台を上りながらエッジを切り替えるとバランスを崩す原因となりますので、エッジを切り替えるタイミングが遅くならないように注意してください。





5)ヒールエッジに乗ってリップを上りながら、回転力を作るためのタメを作る。
引き続き、上半身を時計回りに回して(右腕と右肩を後ろに引き、左腕と左肩を右に回して)、回転力を付けるための先行動作のタメを作ります。

タメを作る量はF/S540よりも少し多めです。

リップが長い時など、先行動作を始めるまでに間がある場合は、ヒールエッジに乗り換えた時の姿勢でリップを上り、先行動作を始めるタイミングに合わせて追加分のタメを作ってもOKです。
【ライダーズコンシャス】
肩甲骨が開くと回転軸と体軸のズレが大きくなるので、肩甲骨を閉じるようにしています。
この、肩甲骨を閉じた姿勢を崩さないようにするために、左肩を右に回しすぎないよう注意してタメを作っています。




6)スピンするための先行動作をしながら軽くオーリーする。
スピンするための先行動作として、「左手・左肩を左上方向に開きながら右手・右肩を前上方向に出すようにして」肩を左に回します。

先行動作はF/S540よりも速い動きで行います。
先行動作が終わった時点の姿勢はF/S540と同じでOKです。

先行動作をやり始めるタイミングはF/S540よりも少し遅くしてください。
(F/S540と同じタイミングで先行動作を始めると、踏み切り終わる前に先行動作が終わってしまいます。)

回転軸をフラットにするために、あごを引いた姿勢で、肩は水平に回すようにします。
【ライダーズコンシャス】
先行動作をする時も、肩甲骨を閉じておくようにしています。
そのため、右肩を内側に入れすぎないように(右肩だけが先に行かないように)注意しています。

踏み切り時に体重が乗っている位置は、前足はヒール、後ろ足はほぼフラット(少しだけヒールより)です。

なお、リップが寝ている時はしっかりオーリーを掛け、リップが立っている時は軽く合わせるようにして踏み切っています。





7)リップに右足がかかった辺りで踏み切り終わる。
右足がリップに差しかかった所で踏み切り終わるようにします。

顔が向いている方向に自然に目線を向けておきます。
無理にリップを見続ける必要はありません。

(このレベルまで達していれば、ぎりぎりまでリップを見続けるメリットは無くなってきているはずです。)

回転力をつけることに意識が行き過ぎると、左足に体重が乗ってしまいやすい(ノーリーになりやすい)です。
最後の180で回転軸がランディング側に倒れてしまう人は、こうなっている場合が多いです。

右足でしっかり踏み切りこと(右足寄りの回転軸をつくること)と、上に飛ぶことを忘れないようにしましょう。



8)リップを抜けたら、後ろを向いて行く。
リップを抜けたのを確認したタイミングで後ろを向いて行きます。

トリックに慣れるまでは左肩越しに後ろを見に行くようにしてください。
上半身が立った姿勢になるため回転軸に質量が集まり、回転スピードを保つことが出来ます。

トリックに慣れて来たら、左脇の下辺りから見に行くようにしましょう。
回転スピードは少し低下しますが、膝が引き上げ易く、グラブ等のスタイルが作り易くなり、スピンコントロールもやりやすくなります。



9)スピンに身を任せて540度ぐらいまで回って行く。







10)1度目のランディングバーンが見えて来たら。
360度回った時点ぐらいで、ランディングバーンが一度見えます。
このとき、トリックに慣れるまではランディングバーンに目線を止めずに、引き続き左肩越しに2回目のランディングバーンを見に行くようにします。

トリックに慣れたら、ランディングを確認しながら、首から下はスピンし続けて着地のタイミングに合わせていきます。






11)540度ぐらいまで回ったら、身体をひねってランディングにスノーボードの向きを合わせていく。
着地するタイミングに合わせて、「右手・右肩を後ろに引きながら左手・左肩を前に押し出して」上半身を右に回し、「左足を伸ばすようにして後ろに引きながら右足を曲げながら前に出して」下半身を左に回して、スノーボードの向きを着地に合わせます。

重心の位置が少し後ろ(真ん中よりもちょっと右足寄り)で着地するようにします。
(この時点から急に重心を後ろにしようとしても出来ないので、初めからちょっと後ろ重心で着地するように狙って飛んでください。)

重心をちょっと後ろにして着地することで、着地後にバランスを崩すリスクを減らすことができます。





12)上半身と下半身がねじれた姿勢で着地。
体をひねってスノーボードの向きを合わせているので、進行方向に対して上半身が後ろを向いた状態で着地します。
トゥエッジ寄りに着地するとメイクしやすいです。
着地時の衝撃は膝で吸収してください。




13)回転力を抑えながら、身体のねじれを戻して姿勢を正していく。
着地直後は回転力が残っているので、もっと回ろうとする力が働きます。
なので、スノーボードでしっかり雪面を捉えて、それ以上回らないように回転力を抑えてください。

着地した直後は前が見えない上に、体のひねりが戻るまではバランスを崩しやすいので、油断しないで滑りましょう。












>スノーボードでジャンプ(スピン編) -INDEX-
>>スノーボードでジャンプ -INDEX-
>>>スノボーのスー -TOP-