スノーボードでジャンプ:スピンの着地1|スノボーのスー

スピントリックの着地のやり方(その1)

スノーボードでジャンプ台の飛び方(理論、知識編)。
ここではスピントリック(フラットスピン)の着地のやり方を説明していきます。

それぞれのトリックに同じような解説をしている内容もありますが、ここでより詳細に説明していきます。

知らずに練習するよりも、完成度の高い安定した着地が早く身に付くはずなので、是非参考にしてください。

なお、一般的なレギュラーの人(軸足が左足で、利き手が右手、利き足が右足の人)向けの説明になっています。
グーフィーの人やレギュラーだけど左利きの人などは、左右逆に読んだりして、自分なりに解読してください。


1. 動かす部位

スピントリックで着地するとき、上半身と下半身をヒネってスノーボードの向きを着地に合わせます。

このとき、動かす場所は大きく分けて4カ所あります。
上半身の動かす部位:1)右手・右肩、2)左手・左肩
下半身の動かす部位:3)右足、4)左足

また、動かし方はそれぞれ2種類ずつで、合計8種類の動作があります。

8種類の動作は、以下のような特性を持っています。


1. 右手・右肩を前に出す(右手・右肩を左に回す)
利き手の動作なので、やりやすい動作です。


2. 右手・右肩を後ろに引く(右手・右肩を右に回す)
これも、利き手の動作なので、やりやすい動作です。


3. 左手・左肩を前に出す(左手・左肩を右に回す)
利き手じゃない方の動作なので、利き手よりはやりづらい動作です。


4. 左手・左肩を後ろに引く(左手・左肩を左に回す)
これも、利き手じゃない方の動作なので、利き手よりはやりづらい動作です。


5. 右足を前に出す(右足を左に回す)
利き足の動作なので下半身の動きの中では比較的やりやすい動作ですが、足の動作なので上半身よりは動かしづらいです。


6. 右足を後ろに引く(右足を右に回す)
利き足の動作ですが、足を後ろに引く動きは前に出す動きよりも難しいので、難易度が高くなります。


7. 左足を前に出す(左足を右に回す)
利き足ではないので(普段軸足として使っている足なので)、動かすことに慣れていません。
そのため、かなりやりづらい動作です。


8. 左足を後ろに引く(左足を左に回す)
利き足ではないので(普段軸足として使っている足なので)、動かすことに慣れていません。
その上、「前に出す」よりも難しい「後ろに引く」動作なので非常に動かしづらいです。


人それぞれのクセなどもあるので、多少違う人もいると思いますが、大体このような特性があります。

そのため、初級レベルでは右手、右足(利き手、利き足)を優先的に使って身体をヒネって着地を合わせることになり、レベルが上がるに従って、左足(軸足。利き足じゃない方。)も使って身体をヒネった着地に変わって行きます。


2. 動かす足による影響

次に、下半身の動かし方による着地への影響です。

理想的な着地時の姿勢は基本姿勢です。
(正確にはちょっと違うのですが、そのことは後述します。)

基本姿勢で着地することが最も安定した着地になります。
着地時の姿勢が基本姿勢から崩れるほど、安定性が低くなっていきます。

そして、基本姿勢は前足が少し伸びていて、後ろ足が少し曲がっています。
そのため、安定した姿勢を作るには、着地時に前足になる足は「伸ばしながら」動かし、着地時に後ろ足になる足は「曲げながら」動かして合わせることが必要になります。

文章で書くとただそれだけのことですが、実際にやるとなるとそう単純な話ではありません。

前項目で説明した通り、足の動かし方は「前に出す」か「後ろに引く」動作です。
どちらの動作も、足を「曲げる」ように動かすより、足を「伸ばす」ようにして動かした方が動かしやすいです。

身体を動かせる場所にいる人は、この場でやってみてください。

どうですか?
伸ばすようにして動かした方が、曲げながら動かすより楽ですよね?

この場ではあまり大きな差を感じないかもしれませんが、着地に合わせる一瞬の間で行うとなると結構大きな差になります。

この特性を、足の動かし方別に具体的に説明すると以下のようになります。


1. スイッチスタンスで着地する時の前足(右足)の動作
右足の動作なので簡単です。
また、着地時に前足になるため、足を伸ばして動かすことができるので最も簡単な動作と言えます。


2. メインスタンスで着地する時の後ろ足(右足)の動作
右足の動作なので簡単です。
しかし、着地時に後ろ足になるので、足を曲げながら動かす必要があります。
そのため、1.の動作よりも動きづらく、難しいと言えます。

また、スノーボードの向きを着地に合わせられたとしても、足を伸ばして動かしてしまっていることが多いです。
「曲げながら」動かすのが難しいので、とっさに「伸ばして」動かしてしまうんですね。
(スノーボードの向きが着地に合わないよりはマシなので、間違いというわけではありません。)

「足を伸ばして」着地に合わせた場合、基本姿勢から大きく崩れてしまう(後ろ足が伸びてた状態で着地してしまう)ので、安定しない姿勢で着地することになってしまいます。

この着地姿勢の不安定さはスノーボードを付けていなくても確認できるので、家でやってみてください。
着地時の動きをイメージしながら、後ろ足(右足)を伸ばして着地に合わせる動作をしてみると、いかに不安定な姿勢になるかわかると思います。


3. メインスタンスで着地する時の前足(左足)の動作
左足の動作なので、難しいです。
しかし、着地時に前足になるので、足を伸ばして動かすことができるで、比較的簡単に動かすことができます。


4. スイッチスタンスで着地する時の後ろ足(左足)の動作
左足の動作なので、難しいです。
その上、着地時に後ろ足になるので、足を曲げながら動かす必要があります。
そのため、3.の動作よりも動きづらく、もっともやりづらい動作だといえます。

「伸ばして」しまいやすいことや、伸ばしてしまった場合に不安定な姿勢になってしまうことも2.と同じです。


スピントリックの着地の仕方(その2)









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