スノーボードでグラトリ:引き上げ量(少ない場合) | スノボーのスー

上半身の引き上げ量が少ない場合

スノーボードでのグラトリのやり方(上半身の引き上げ編)。
ここでは、上半身の引き上げ量が少ない場合の影響について説明します。

踏み切り時に、上半身を引き上げる量を少なくした場合、小さな動作でスノーボードをしならせることが出来るので、短い時間で踏み切ることが出来ます。

しかし、高さはあまりでません。

素早い踏み切りが必要な時、高さが不要な時などに利用できます。

なお、ほとんどの人にとっては、後半の『ミスの例』を理解することの方がグラトリ上達に役立つので、必ず読んでおいてください。

<上半身の引き上げ量が少ない場合>

(ライダー:鈴木 卓郎

やり方

1)アプローチ
ヒール抜けのF/S180をやるために、アプローチをしながらタメを作っています。






2)先行動作とオーリー
先行動作をしながら、右足で踏み切り(オーリー)をしていきますが、上半身はほとんど引き上げていません。




3)踏み切り終わり
上半身が引き上がっていないので、腰から雪面までの距離が狭いです。
そのため、右脚を伸ばしきらずともスノーボードに強い圧をかけてしならせることが出来ます。
右脚を伸ばしきる必要がないので、短時間で踏み切ることが出来ます。




4)テイクオフ
スノーボードが反発して、浮き上がります。
高さはあまり出ません。





5)着地





ミスの例

ここまでは効果的に利用する意味での特性を説明しました。

しかし、狙って上半身の引き上げを少なくしている人よりも、上半身の引き上げが必要な時に、引き上げ量が足りずに結果的にこのような動作になってしまっている人の方が圧倒的に多いです。

そこで、上半身の引き上げが必要な場面で、上半身の引き上げが足りない時に発生する問題を説明しておきます。

この問題を理解しておくと、ミスの原因を自分で気づきやすくなるので、効果的な練習に役立ちます。

かなり重要なポイントなので良く理解しておいてください。


1)アプローチ
ヒール抜けのF/S180をやるために、アプローチをしながらタメを作っています。
ここではしっかり高さを出したF/S180を目指しているとします。






2)先行動作とオーリー
先行動作をしながら、右足で踏み切り(オーリー)をしていきます。
しっかりオーリーをかけるためには上半身をかなり引き上げる必要がありますが、この例では上半身はほとんど引き上がっていません。

また、引き上げる意識が十分でも、引き上げ始めるタイミングが遅いと同じ状況になりますので注意してください。




3)踏み切り終わり
上半身が引き上がっていないので、腰から雪面までの距離が短いです。

高さを出すために右脚をしっかり伸ばしきって踏み切りたい所ですが、右脚を伸ばしきるスペースが無いのでこれ以上伸ばせません。

このようなミスをしている場合、自分では右脚を伸ばしきるスペースが無いことに気づいていないので、右脚を伸ばしきろうと頑張っています。

しかし、伸ばせないものは伸ばせないので、伸ばすのをやめた瞬間にスノーボードが反発してきます。

踏みきり終わった時に反発するのではなく、踏み切るのを諦めた時に反発してくる感じです。

また、雪面との摩擦が必要以上に増えるので、抜けで引っ掛かったり、体に負担がかかったりする原因にもなります。




4)テイクオフ
スノーボードが反発して、浮き上がります。

右足と雪面とのスペースが狭いためスノーボードが立ち上がるスペース(右足からテールまでの間にテールが縦になるスペース)が無いため強く瞬間的に反発してきます。

なお、しっかり踏みきれない上に、踏みきり時の重心位置が低いので高さはあまり出ません。





5)着地





解説
高さが出ない

しっかり踏みきりきれない

踏み切り時のスノーボードの動きが重い

●(グラトリのスピントリックでは、抜けの時点でスノーボードがスムーズにスライドする必要がありますが、)抜けでスムーズにスノーボードがスライドしない

キッカーの抜けで、リップで引っ掛かるイメージが強い

このような問題を感じた場合は、上半身の引き上げ量が足りない可能性が高いです。

特に、『不得意なトリック』や『回転数が多いスピントリック』などを行う場合は、「下半身の踏み切り」や「スピンの先行動作」に意識がとられて、上半身の引き上げが少なくなりがちです。

上半身の引き上げが足りないことが、トリックの完成度が上がらない原因になっている場合も多いので、上半身の引き上げ量のことは常に意識しておきましょう。


鈴木 卓郎 TAKURO SUZUKI



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