スノーボードでグラトリ:停止オーリー初級 | スノボーのスー

停止オーリー(初級編)

スノーボードでのグラトリのやり方(基本編)。
今回のテーマは初級レベルのオーリーその1です。
まずは止まった状態でオーリーができるようになりましょう。

<停止オーリー(初級編)>

(ライダー:鈴木 卓郎

「オーリー」とはスノーボードでジャンプするテクニックです。
でも、普通にジャンプするのとは違います。
普通にジャンプするとバランスが崩れやすく、高さも出ません。

オーリーではスノーボードの反発を使って飛びます。
上手くオーリーできれば、少しの力で高く安定したジャンプをすることができます。
キッカーやグラトリなど、すべてのトリックの基本です。

コツを掴むのに時間がかかる上に、初めからレベルの高いオーリーを目指して遠回りしている人が多いので、初級編と上級編に分けました。
また、初級編と上級編共に停止した状態でのやり方と、滑りながらのやり方に分けているので、全4回になっています。

これからオーリーを覚えようとしてる人はこちらの停止オーリー(初級編)からマスターしましょう。

スノーボードを付けずに確認

やり方
はじめからスノーボードをつけて練習すると、正確な動きが理解しづらいです。
まず、スノーボードをつけずに動きを確認しましょう。


1)基本姿勢を作る
止まった状態で軽くオーリー1


2)軽く膝を曲げて低めの姿勢になる
真っ直ぐしゃがんでください。
止まった状態で軽くオーリー2


3)左肩と左手を進行方向に引き上げる
止まった状態で軽くオーリー3


4)3)と同時に左膝を曲げたまま、右足だけを伸ばして真上にジャンプする
つま先で踏み切らないように、右足の裏全体で雪面を踏むようにジャンプします。
右ひざはしっかり伸ばしきってください。
一瞬で伸ばしきりましょう。
止まった状態で軽くオーリー4
止まった状態で軽くオーリー5


5)両膝を引き上げる
スノーボードをつけていれば、反発でボヨーンと浮きます。
止まった状態で軽くオーリー6
止まった状態で軽くオーリー7


6)着地にそなえて足をのばす
止まった状態で軽くオーリー8


7)膝で衝撃を吸収する
止まった状態で軽くオーリー9


ポイント!
左膝をまげたまま
左肩と左手を「先生、ハイッ!」っ感じで元気よく引き上げる
右足だけで踏み切る
踏み切ったら両膝を引き上げる

注意!
つま先で踏み切らない
普通にジャンプするとつま先で踏み切っちゃいますが、スノーボードをつけた状態でつま先で踏み切るとバランスを崩します。


スノーボードを付けて練習

スノーボードを付けない状態で動きを覚えたら、スノーボードを付けて停止した状態で練習します。

やり方
1)基本姿勢になる
止まった状態で軽くオーリー10


2)膝を曲げて姿勢を低くする
軽く曲げればOKです。
基本姿勢のままでも十分なくらいです。
止まった状態で軽くオーリー11


3)左肩と左手をノーズ方向に引き上げる
止まった状態で軽くオーリー12
止まった状態で軽くオーリー13


4)3)をしながら、左膝を曲げたまま、右足だけを伸ばして真上にジャンプする
左膝をしっかり曲げたままにするために、左膝と左足首に力を入れて固めておきます。
右足は右膝が伸ばしきるように、「クンッ!」っと一瞬で踏み切りましょう。
止まった状態で軽くオーリー14
止まった状態で軽くオーリー15


5)スノーボードが浮いたら、両膝を引き上げる
4)がタイミングよくできると、ぽんっ!とスノーボードが反発してきます。
スノーボードの反発を感じたら、両膝を引き上げましょう。
止まった状態で軽くオーリー16
止まった状態で軽くオーリー17


6)着地に備えて両足を伸ばす
止まった状態で軽くオーリー18


7)両足で着地
膝で着地の衝撃を吸収します。
止まった状態で軽くオーリー19


8)停止オーリーに慣れたら、オーリー(初級編)を練習しましょう


解説
なかなか上手くいかない場合は、3)〜4)の時にスノーボードをクイッと前に滑らせながら踏み切ってみましょう。
ただし、右足が重心より前にいかないようにして下さい。(なので、クイッ!と滑らすのはちょっとだけです。)

<スノーボードを前にズラす>
止まった状態で軽くオーリー20

ポイント!
初めは、しゃがむ量も飛ぶ高さも少なく
たくさんしゃがんだり、高く飛ぼうとするほど上手くいかず、いつまで経っても覚えられません。

左手、左肩を「先生、ハイッ!」って感じでしっかり引き上げる

左膝に力を入れてを曲げたままにする
左足首にも力を入れて固めましょう。
右膝を一瞬で伸ばしきって踏み切る
膝が伸びきらなかったり、踏み切るのに時間がかかると、スノーボードに力が伝わりません。

注意!
つま先で踏み切らない
普通にジャンプするとつま先で踏み切っちゃいますが、スノーボードをつけた状態でつま先で踏み切るとバランスを崩します。

頑張りすぎない
たくさんしゃがんでからオーリーしても、右ひざが伸びきらなかったり、伸ばすのに時間がかかると高く飛べないです。
ほんの少ししかしゃがんでなくても、一瞬で右ひざを伸ばしきれば、ぼよ〜〜んっと反発してきます。


もっと詳しく

もうちょっと詳しく知りたいって人は、以下の解説を読んでください。

右足を伸ばしきる理由
実際にはバインディングのセッティング上、本当に伸ばしきることはできません。
なので、伸ばしきるぐらいの気持ちで踏み切るわけです。

で、なぜ伸ばしきることが重要かと言うと、膝を伸ばし切ったときが一番強く、短い時間で力が入るからです。

逆に、伸ばしきらないと、ほとんど力は伝わってないです。
また、時間をかけて伸ばしても、ほとんど力は伝わらないです。

左足を引き上げる?
良く言われることなんですが、左足を引き上げようと意識すると、オーリーが難しくなります。

「左足が伸びないように耐える」ことはします。
3)と4)の写真が左足がのびないように耐えてるところです。
左足に力が入ってないと、右足と一緒に伸びちゃいますから。

この「左足が伸びないように耐える」ために、左足を引っ張るというのが正確な表現だと思います。

左足を引き上げてオーリーするのではなく、右足が伸びたときに左足が伸びないように踏ん張っておくってことです。

スノーボードは足で引っ張って曲がるほど柔らかくないです。
(足は伸ばすより、引っ張る力の方が弱いんです。)
スノーボードが曲がるほどがんばって引き上げても、バランスを崩すだけです。

うまく左足を引き上げればより高さを出すことが出来ますが、絶対に必要な動きなわけではないです。
左足の引き上げを使うのは、オーリーに慣れてから練習すれば良いと思います。
停止オーリー(上級編)で説明しています。)

そうそう。
飛ぶ前に足を引き上げなくても、空中に浮いたら両膝を引き上げてくださいね。

右足に体重をかける?
これも良く言われることですが、うそだと思ってもいいと思います。

一般的なオーリーの写真などでは右足に体重をかけてから飛んでるように見えますが違います。
低い姿勢から右足だけ伸ばそうとすると、スノーボードが前にずれます。
自分から右足に体重をかけるのではなくて、スノーボードがずれて右足の下に移動するわけです。

上の写真ではわかりやすいように、スノーボードの中心にグローブを置いてます。
(スノーボードの前に置いてあるオレンジ色のがグローブです。)
1)〜2)では真っ直ぐしゃがんでるだけなので、まだ中心にグローブがあります。

3)〜4)では右足だけで踏み切ろうとしたときに、スノーボードがズレて前にありますよね。
でも、自分の重心はグローブの位置にあります。
これで、自分が右足に体重をかけるのではなくて、スノーボードがズレて右足の下に来ることがわかると思います。

自分から動いてオーリーすることもできますが、バランスが崩れやすいです。

自分から体重を右足に移動するようなオーリーでジャンプ台を飛ぶとまくられやすく、非常に危険です。


鈴木 卓郎 TAKURO SUZUKI



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